【6話】目的を忘れるな

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【6話】目的を忘れるな

断られるのはわかっているさ。 でも言ってしまった。 「行こう行こう!どこ行く?」 (よっしゃ!!!) 平然を装う。 「洒落た店でもどうっすか?」 「良いよ、行こう♪」 2人で街中を歩きながら話した。 オイなんだ楽しいぞ! すげぇドキドキしてるぞ! いや待て待て、店長だぞ、何を考えてるんだアホ。 飯食うだけだろ! 「あれ、なんかお店どこもやってないですね」 「ほんとだ!こんなことある?笑」 まじか、なんでこんな店やってないんだ? クッソ2人きりでもっと過ごしたかったのに、、、。 「店長!、、僕の家きます?」 「えっ?笑!いいよ、行く」 自宅につき覚えたての料理を作って一緒に食べた。 お酒も飲んだ。 「店長、以前来ていた男の人って彼氏さんですか?」 「違うよー笑、弟だよ」 「そうだったんすねー!」 よかったぁーーー。 いやいや何を安心しているんだ。 そこからは好きな映画やアニメの話をして盛り上がり夜も更けてきた時だった。 「あ、こんな時間ですねすいません」 「途中まで送りますね!」 「今日泊まってっていい?」 「えっ?」 なんだこの展開! 「あ、ダメだよね!ごめんごめん!」 「良いですよ!泊まって良いですよ!」 「良いの?」 「はい!!」 鏡越しに自分が見えた。目がバキバキだ。 「どうぞよかったらお風呂入ってください」 「良いの?じゃあ借りるね」 「歯ブラシもあるんで使ってください」 「何もかもありがとう笑」 ヤベェ事になったぞ! いいのか?いいのか? いや何がだ?なんもしてないじゃん。 なんも悪いことしてないじゃん、いいんだよ。 悪いことってなんだ? 店長だぞ!そんな関係はやばいって! 待てなんでそんなこと考えてるんだよ、一回イメージしたのか? 自分卑しいな、クソ野郎が! 「小川くん、お風呂ありがとう」 「あ、はい」 「僕も入っちゃいますね」 「行ってらっしゃーい」 風呂に入りながら考えた、こういう展開ってドラマの中だけじゃないんだな。 いやまだ分からない、向こうはそういうつもりだと思っていないだろ。 、、、大人ってこういうもんなのか? 「上がりましたー、店長よかったら僕のベット使ってください」 「ありがとう、小川くんはどこで寝るの?」 「僕リビングで寝ますね!」 「え、悪いよベット使いな」 「いやいや大丈夫ですよ」 「わかった離れてるからベットで寝よ?」 「わっかりました、、」 電気を消しベットに入る。 「ねぇ」 耳元で囁かれた。 「はいっ?」 近ぇ!! 「後ろから抱きついてくれない?」 え?そういう展開なのか? だって店長だし年上だし、、 こんな経験したことないし、、 『おい小川待て、目的を見失うな。』 ん?お前は、、俺、、? 『お前は死ぬんだろ、どう思われても良いんだろ?』 ありがとう、忘れていたよ。 「はい」 後ろからぎゅっと抱きしめた。 ん?なんだこの柔らかい感覚。 ノーブラだ。 触っちまった。 もっちりとした弾力がある。 堪らん。 「店長」 「ん?」 振り向きざまにキスをした。 店長もその気だった。 唇と唇、舌と舌が絡みあう。 今までこんなに気持ちのいいキスがあっただろうか。 彼女の耳を愛撫する。 耳たぶを唇、舌を交互に使い舐め回す。 首筋をかぶりつくように舐め、湿った肌に吐息がかかる。 彼女のいやらしい声は強化魔法の如く、僕のアンダーウェポンにバフをかける。 服を脱ぎ捨て、彼女も同じ状態にした。 暗くて見えないが僕には見える。 エロスが暗視能力というアビリティを発揮させた。 彼女の果実、、なんて美しいんだ。 弾力、形、触り心地何もかもが快楽。 ずっと触っていられる。 今、とても幸せだ。いいのか。 彼女が僕の最終兵器を舐め回した。 なんっっだコレ!!! 今までこんな舐め方されたことない、 根本まで生暖かく舌がネットリと絡みつくように心地の良い刺激を与えてくれる。 思わず情けない声が出てしまう。 最終兵器のみならず耳、耳たぶ、首筋、唇、あらゆる箇所を愛撫してくれる。 身を委ねてただただ悦に浸る。 「ねぇ、、入れて?」 いいのか?やるぞ俺は! 男だ!やるぞ俺は! ぶち込んだ。 彼女のヴァギナは濡れまくっている。 興奮しやがって!いやらしい女だ! 最大強化されたウェポンとくと味わえ!! 優しい温もりに包まれた。 脳内はお花畑だ。 いやらしい声出しやがって! 「ぁあっ」 俺も変な声出てんじゃねぇか! 最高にエクスタシィーだぜ!! 「ねぇ、中に出して」 「え?」 一瞬驚いた。 ゴムはしていない。 「私ね、病気で子供が産めない体なの」 本当なのか?いいのか出して? 違ってたら?やばいぞ? 『目的を忘れるな。』 オウ!やったらぁ! 「出る出る出る!」 開放!! 僕は力尽きた、体に力が入らない。 「ありがとう、気持ちよかった」 先ほどとは見違える程の俺の最終兵器は完全に果てていた。 だが彼女は引き続き舐め回した。 綺麗に細かく、優しく。 僕は賢者タイムに入った。 頭は真っ白だ。 バイト始めて3ヶ月で店長抱くってあるあるなのか? まぁいい、どうせ死ぬんだ。
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