喜優哀楽

『怒』のボヤキ

「どもどもー。喜怒哀楽の『怒(ど)』を担当している『イカリ』です！」

　どちらかと言うと平和主義なので本当は『喜』か『楽』の担当が良かったんだけど。絶対そっちのほうがハッピーそうだし。

　それに『怒る』ってあんま好きじゃないんだよね。担当だけど(笑)

　仕事は主に『怒』の感情を作り出す事。これが今の時代なかなか難しくってさ。
　昔は、些細な事でもすぐに『怒』を発生させてキレさせる事が簡単にできた。
　けれど、今は下手にキレちゃうと倍返しにキレられたり、訴えられたり、最悪な場合、命を奪われちゃうこともある。
だから本当にコントロールが難しいんだよね……。

　ただ、昔も今も変わらない『怒』があるとすれば、世の奥様方が旦那様に対する不満かな(笑)。これだけは変わらないかもね。

　旦那様代表として一つ希望を言わせてもらえるなら『怒』でなく、『優』にならないかな。
『喜優哀楽』なんてね！

　「あっ、文句ばっかり言ってると“怒られる”のでそろそろ仕事に戻るとします！皆さんも怒はホドホドに。」