音楽の時間

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音楽の時間

「はあ~!」 「どうしたの、はるちゃん?」 「なんかね、最近変なことばっかり起きる。私、ほんとに頭おかしいかも。」 「え?一体何があったの?」 「うーー。それが…。」 ガラっ! 「はーい。授業をはじめまーす!  というか今日はテストでしたね。出席番号順に行おうと思います!」 今日は歌のテストがある。一人ずつ前に出て短い課題曲を歌うのだ。 高校では、音楽か美術か選択できるが、森くんは音楽を選んだようで 同じ教室にいた。 「先生ー!晴子ちゃんの歌から聞きたいです!」 「えー?自分が後がいいからじゃなくて?  たしかに、晴子さんの歌はとっても上手だからみんなが聞きたいのわかる  わ。私もちょっと今日楽しみだったのよ。  見本にもなるし、晴子さん、先にテストだいじょうぶ?」 「え…、はい。大丈夫です!」 「みんなはるちゃんの歌声を楽しみにしてるのね。がんばれ!」 「ありがとう、冬子。」
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