妖精からの贈り物

2/2

4人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
一人目の妖精は言いました。 「あなたには、聴く者を幸せな気持ちにする、綺麗な歌声が授けられる  ことでしょう。」 その妖精が手をぐるんと動かすと どこからか光の粉が集まってきたではありませんか。 それはすっと、赤ん坊のからだに入って行きます。 二人目の妖精は言いました。 「あなたは、16歳の時、背中に美しく輝く羽が与えられるでしょう。」 すると、先ほどとは異なる色の粉が集まってきて、また、 赤ん坊のからだに入って行きました。 そして3人目の妖精は言いました。 「あなたは、16歳になると、自由自在に体のおおきさを変えられるように  なるでしょう。」 「どうぞ、また会う日までお元気で!」 3人の妖精はそろってそう言うと、どこかへふわふわと飛んでいきました。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加