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「この学校に通うことになりました、森央牙です。
よろしくお願いします。」
その時だった。一瞬彼の頭の上にフクロウが見えたかと思うと、
その目がピカンと光り、時が止まったようになった。
すると、耳元に
「お迎えに来ました。このフクロウにはあなたが見分けられるようですから、
おそらくこの声が聞こえているあなたこそ私がずっと探していた人だ。」
と話す声が聞こえた。その声は森くんのものであるようだった。
ぞわぞわっとした。
その声が止むとフクロウも消え、ザワザワとみんなの声が聞こえだした。
「なに…コレ?」
「どうしたの?はるちゃん。」
「う、ううん。なんもない。」
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