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一向に自室から出てこない優に違和感を感じ、あまねは2階の部屋へ行きノックした。
「朝からずっとこもってるけど大丈夫?」
心配そうに声をかけるが優からの返事はない。
(あまねに返事をしないと。。。。)
真っ暗な部屋でうなだれながら必死に返事をしようとするが、相反した心情としては
(もぅほっといてくれ。。。。)
だった。
しばらく沈黙が続いたが、部屋の中から声が聞こえた。
「ごめん。仕事が立て込んでいてもうしばらく時間がかかりそうだ。先にごはん食べてて。」
少し様子がおかしいことに気がついてはいたが、そのまま分かったと言ってあまねは一階へ降りて行った。
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