1/1
前へ
/15ページ
次へ

一向に自室から出てこない優に違和感を感じ、あまねは2階の部屋へ行きノックした。 「朝からずっとこもってるけど大丈夫?」 心配そうに声をかけるが優からの返事はない。 (あまねに返事をしないと。。。。) 真っ暗な部屋でうなだれながら必死に返事をしようとするが、相反した心情としては (もぅほっといてくれ。。。。) だった。 しばらく沈黙が続いたが、部屋の中から声が聞こえた。 「ごめん。仕事が立て込んでいてもうしばらく時間がかかりそうだ。先にごはん食べてて。」 少し様子がおかしいことに気がついてはいたが、そのまま分かったと言ってあまねは一階へ降りて行った。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加