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次の日の朝5時、太一は目を覚ました。昨日もこの時間だ。今日も朝の内はそばの仕込みで忙しい。大変だが、将来この店を継ぐためにしなければならない。
太一はパジャマのまま上から降りてきた。まだ眠たいのか、太一は目をこすっている。
太一はリビングに目をやった。すると、そこにはスエと洋一がいる。彼らは真剣な表情でニュースを見ている。
「おはよう」
太一は2人にあいさつしたが、反応がない。なぜだろう。大変なニュースだろうか?
「どうしたの?」
「ニュースでやってる。山に登った人々がみんな帰らないんだって」
太一は驚いた。昨日山に登った人々が帰ってこないなんて、何だろう。これだけの大人数がいなくなるなんて、どうかしている。
「帰ってこないって?」
「うん。みんな帰ってこないんだよ」
2人は心配そうな表情だ。下山して帰宅するまでが登山なのに。何があったんだろう。
「な、何があったんだろう」
太一は首をかしげた。2人同様、これだけの人々が一気に行方不明になるなんて、どうかしている。
「変だな。火山活動の兆候はないし、噴火したって知らせもない」
その山は活火山で、100年ぐらい前に噴火したという。噴火の兆候が見られたら、登山を禁止するはずだ。昨日も噴火の兆候が見られなかったし、噴火の情報もなかった。明らかにおかしい。
「そうだね」
「一体何だろう」
2人も首をかしげた。太一は2人の後ろに立ち、そのニュースを食い入るように見始めた。この村でこれだけの人が行方不明になるなんて、一大事だ。
「わからない」
「神隠しとか?」
太一は適当に考えた。これだけの人々が一気にいなくなるなんて、神隠しでしか有り得ない。
「いやいや、そんなことない」
2人はそれを否定した。神隠しなんて信じられない。この世界に有り得ない。
「だから今日はあんまり人が来ないんだよ。みんな怖がって」
スエや洋一は心配していた。この時期の特需はとても大切で、今年1年の利益に大きく影響してくる。もしこれが続けばここ1年は赤字になってしまう。
「うーん、それじゃあ、仕事が空いてるから行ってみよう」
太一は自ら行って、その理由を探り出そうと考えた。どうなってもいい。自分の力で突き止めてやる。
「うん」
と、そこに真由美がやって来た。真由美もそのニュースで早く起きてしまった。
「あっ、まゆちゃん」
太一が振り向くと、そこには真由美がいた。
「どうしたの? 仕事は?」
「今日はないんだ。非常事態だもん」
真由美は下を向いた。こんな時だもんね。観光客が来ないのもわかる。
「あー、あの行方不明の事で?」
「まゆちゃんも知ってるんだ」
「うん。今朝からニュースでやってるもん」
真由美もニュースを食い入るように見ている。これは大変な事だ。観光客が激減し、村全体が賑わいをなくす。
「私、これから調べるために行ってみようかなって」
「僕も行こうと思ってたんだ」
真由美もその理由を知りたいと思っていた。だが、1人では心細い。なので、太一と一緒に行こう。力持ちの太一がいれば心強い。
太一は護衛用に鎌を手にした。太一は農作業で鎌を使うことがあり、使い慣れている。
太一と真由美は玄関に向かった。家族は玄関までやって来た。家族は2人を心配している。
「それじゃあ、行ってくるね」
太一は手を振った。家族は2人を心配そうに見守っている。
「行ってらっしゃい。気を付けてね」
2人は洗馬家を出発した。まだ明け方だ。まだ少し暗い。虫の鳴き声は聞こえない。
真由美は辺りを見渡した。人通りは少ない。まだみんな寝ているんだろうか? それともみんな朝からニュースにくぎ付けになっているんだろうか?
「静まり返ってるわね」
「そうだね」
2人は登山道に向かった。洗馬家の前の道路は登山道の入口に続いている。駅と登山口を結ぶバスはここを通って登山口までを結んでいる。
「不気味に思って誰も来てないんだ」
2人は登山道までの道路をしばらく歩いたが、やはり誰もいない。だんだん夜明けが近づいてきた。
「これはうちの利益にも影響が出るわ」
太一はそば屋の事を心配した。多くの登山客がやってきて、利益が上がるこの時期はとても重要だ。もしそれがなくなったら、赤字になってしまう。
「そうね」
真由美もそのことを気にした。太一は将来、この店を継ごうというのに、このままでは店がなくなり、告げなくなってしまう。
「また賑わいを取り戻したいな」
太一は事件が解決して再び客が戻るのを楽しみにしていた。それが冒険への始まりだとも知らずに。
「そうね。早く行きましょ?」
「うん」
2人は集落を離れ、山道を進み始めた。徐々に坂が急になっていく。左手には雑木林が広がる。とても静かだ。
進み始めてしばらくすると、敵が襲い掛かってきた。2匹のオオカミだ。
「な、何だありゃ」
「殺そうとしてるのか?」
2人は驚いた。まさか、本当に襲い掛かってくるとは。
「そうみたい」
太一は腕をまくり上げた。やる気満々だ。
「やってやろうじゃないか!」
太一が目を閉じて念じると、太一の目が1つになった。太一の体は少しずつ大きくなり、人間の時の2倍になった。
真由美が両手を広げると、手は黒い翼になった。顔や体は徐々に黒い毛でおおわれ、口が鳥のくちばしに変わっていった。足は徐々に短くなり、鳥のようになった。
「炎の力を!」
真由美は魔法で火柱を起こした。2匹のオオカミは熱がったが、すぐに持ち直した。
「これでも食らえ!」
太一は持っていた鎌でオオカミを斬りつけた。オオカミは痛がり、少し表情が苦しくなった。
「ガオー!」
オオカミは真由美に噛みついた。だが、真由美はびくともしない。
「グルルル・・・」
もう1匹のオオカミは太一に噛みついた。だが、太一もびくともしない。
「天の怒りを!」
真由美は魔法で雷を落とした。太一の攻撃も食らったオオカミは表情が苦しくなった。
「とどめだ!」
太一は鎌でオオカミを斬りつけた。オオカミは倒れた。
突然、残ったオオカミは太一に噛みついた。太一は少し表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
真由美は魔法で太一を回復させた。
「とどめだ!」
太一は力を込めて鎌で斬りつけた。残ったオオカミは倒れた。
「どうしてこんな奴が現れたんだろう」
「わからない」
太一は腕を組んで首をかしげた。だが、息つく間もなく敵が襲い掛かってきた。2匹のオオカミと1つ目のヘビだ。
「雪の力を!」
真由美は魔法で吹雪を起こした。3匹は少し凍えた。
「食らえ!」
太一は鎌で1つ目のヘビを斬りつけた。1つ目のヘビは痛がり、少し表情が苦しくなった。
「ガオー!」
オオカミは真由美に噛みついた。真由美は少し表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
もう1匹のオオカミは太一に噛みついた。だが、太一はびくともしない。
突然、1つ目のヘビは真由美に噛みついた。真由美は表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
真由美は魔法で自分を回復させた。
「覚悟しろ!」
太一は炎を帯びた鎌で1つ目のヘビを斬りつけた。1つ目のヘビは熱がり、倒れた。
「ギャオー!」
オオカミは太一に噛みついた。太一は少し表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
もう1匹のオオカミは真由美に噛みついた。だが、真由美はびくともしない。
「癒しの力を!」
真由美は魔法で太一を回復させた。
「覚悟しろ!」
太一は毒を帯びた鎌でオオカミを斬りつけた。オオカミは表情が苦しくなり、毒に侵された。
「ガオー!」
オオカミは真由美に噛みついた。だが、それでも真由美はびくともしない。だが、オオカミは毒に侵され、倒れた。
「グルルル・・・」
残ったオオカミは真由美に噛みついた。真由美は少し表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
真由美は魔法で自分を回復させた。
「食らえ!」
太一は鎌でオオカミを斬りつけた。オオカミは表情が苦しくなった。
「ガオー!」
オオカミは太一に噛みついた。太一は少し表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
真由美は魔法で太一を回復させた。
「とどめだ!」
太一は炎を帯びた鎌で斬りつけた。残ったオオカミは倒れた。
「本当に敵が多いな」
「何だろう」
真由美は少し焦っていた。こんなにも多いなんて。何か不吉なことの前触れだろうか?
「早く行こう!」
2人は再び進み始めた。だが、またもや敵が襲い掛かってきた。3匹のオオカミと2匹の1つ目のヘビだ。
「天の怒りを!」
真由美は魔法で雷を落とした。5匹はダメージを受け、2匹のオオカミは体がしびれた。
「うりゃあ!」
太一は炎を帯びた鎌で1つ目のヘビを斬りつけた。1つ目のヘビは痛がり、体に火が点いた。
突然、1つ目のヘビは太一に噛みついた。だが、太一はびくともしない。
「ガオー!」
オオカミは真由美に噛みついた。だが、真由美もびくともしない。
「炎の力を!」
真由美は魔法で火柱を起こした。5匹はダメージを受け、1匹のオオカミと1匹の1つ目のヘビが倒れた。
「食らえ!」
太一は毒を帯びた鎌でオオカミを斬りつけた。オオカミは表情が苦しくなり、毒に侵された。
「グルルル・・・」
オオカミは真由美に噛みついた。真由美は少し表情が苦しくなった。毒に侵されたオオカミは倒れた。
「癒しの力を!」
真由美は魔法で自分を回復させた。
「覚悟しろ!」
太一は炎を帯びた鎌でオオカミを斬りつけた。オオカミは倒れた。
「とどめだ!」
真由美は鋭いくちばしで1つ目のヘビを何度も突いた。1つ目のヘビは倒れた。
「次第に山道に入ってきたわね」
2人が辺りを見渡すと、村の中心部が見える。鉄道も見える。下を見ると、実家が見える。こんなに高く登ったのか。2人はため息をついた。
「うん」
2人は頂上に向かって進み出した。だが、すぐに敵が襲い掛かってきた。3匹のオオカミとクマだ。
「炎の力を!」
真由美は魔法で火柱を起こした。4匹は熱がり、2匹のオオカミに体に火が点いた。
「覚悟しろ!」
太一は炎を帯びた鎌でクマを斬りつけた。クマは熱がったが、びくともしない。
「ガオー!」
オオカミは真由美に噛みついた。だが、真由美はびくともしない。
「ギャオー!」
クマは鋭い爪で太一を引っかいた。だが、太一はびくともしない。
「天の怒りを!」
真由美は魔法で雷を落とした。4匹はダメージを受け、1匹のオオカミが倒れた。
「食らえ!」
太一は炎を帯びた鎌でオオカミを斬りつけた。オオカミは倒れた。
「ギャオー!」
残ったオオカミは太一に噛みついた。太一は表情が苦しくなった。
「ガオー!」
クマは鋭い爪で真由美を引っかいた。だが、真由美はびくともしない。
「癒しの力を!」
真由美は魔法で太一を回復させた。
「とりゃ!」
太一は毒を帯びた鎌でクマを斬りつけた。クマは表情が苦しくなり、毒に侵された。
「ガオー!」
クマは鋭い爪で太一を引っかいた。だが、太一はびくともしない。クマは毒に侵され、倒れた。
「グルルル・・・」
オオカミは真由美に噛みついた。だが、真由美はびくともしない。
「とどめだ! 炎の力を!」
真由美は魔法で火柱を起こした。オオカミは倒れた。
「ここも人通りが少ない」
小学校2年の頃、初めて山に登った。その時は多くの人がいた。だが、今日は誰もいない。いつもの山じゃない。
「昨日はあんなに賑わっていたのにね」
真由美は昨日のニュースで多くの人が山に登っていたのを見た。まるで昨日の賑わいが嘘のようだ。
「うん」
2人は前を見た。山小屋まであと少しだ。2人はほっとした。だが、あと少しの所で、敵が襲い掛かってきた。3匹のオオカミと2匹の1つ目のヘビだ。
「炎の力を!」
真由美は魔法で火柱を起こした。5匹はダメージを受け、2匹の1つ目のヘビの体に火が点いた。
「食らえ!」
太一は炎を帯びた鎌で1つ目のヘビを斬りつけた。1つ目のヘビは倒れた。
「ガオー!」
オオカミは太一に噛みついた。だが、太一はびくともしない。
「グルルル・・・」
別のオオカミは真由美に噛みついた。真由美もびくともしない。
「ギャオー!」
また別のオオカミは太一に噛みついた。太一は少し表情が苦しくなった。
突然、1つ目のヘビは太一に噛みついた。太一は表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
真由美は魔法で太一を回復させた。
「食らえ!」
太一は毒を帯びた鎌で1つ目のヘビを斬りつけた。1つ目のヘビは倒れた。
「ガオー!」
オオカミは真由美に噛みついた。真由美は少し表情が苦しくなった。
「グルルル・・・」
別のオオカミは太一に噛みついた。だが太一はびくともしない。
「ギャオー!」
また別のオオカミは真由美に噛みついた。真由美は表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
真由美は魔法で自分を回復させた。
「覚悟しろ!」
太一は毒を帯びた鎌でオオカミを斬りつけた。オオカミは表情が苦しくなり、毒に侵された。
「グルルル・・・」
オオカミは太一に噛みついた。だが太一はびくともしない。オオカミは毒に侵され、倒れた。
「ガオー!」
別のオオカミは真由美に噛みついた。だが、真由美はびくともしない。
「グルルル・・・」
また別のオオカミは太一に噛みついた。太一は少し表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
真由美は魔法で太一を回復させた。
「覚悟しろ!」
太一は炎を帯びた鎌でオオカミを斬りつけた。オオカミは倒れた。
「ガオー!」
残ったオオカミは真由美に噛みついた。真由美は表情が苦しくなった。
「癒しの力を!」
真由美は魔法で自分を回復させた。
「とどめだ!」
太一は炎を帯びた鎌でオオカミを斬りつけた。オオカミは倒れた。
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