1/1
前へ
/9ページ
次へ

「ん、はぁ‥はぁ‥‥」 神崎はなかなか息吸えなかったみたいで、涙目になりながら肩で呼吸していた。 そんな神崎が愛しく思える。俺が神崎をこんな風にしたんだと思うと興奮する。 神崎が話し出す前に神崎と目線を合わせてはっきりと言う。 「神崎。俺、神崎が好き」 俺は、真剣に伝えた。 「‥うん。俺も好き」 神崎は、俺の頬にキスをちゅっとしてくれた。 不意打ちだったので、顔を真っ赤にした俺だったけど隠すようにキス仕返した。 「んー!神崎大好きー!」 俺と神崎は住む世界が違うと言ったけど、 全てが違うわけではなかった。想いが通じてればそんな壁なんていらない。 俺が見つめていた先は間違ってなんかなかった。 end..
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加