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体を受け止めた逢生は近づいた顔に唇を重ねて舌を割り入れる。
舌を絡めて、言葉を奪うと激しく口内を貪った。
「んっ、あっ」
お湯から体を浮かせると自分の熱く硬くなったものを浅く埋め込んだ。
「あ―――」
疼く体が与えられた感触に悦び、もっと深くに飲み込もうとするのを逢生が腰をつかんで止めた。
「や、どうして……」
「奏花がもっと欲しがるまで待ってる」
限界までと逢生が囁く息すら、中を苦しくさせた。
生温かい舌が胸の突起をなぞり、腹へ這わせる。
なぞった部分が毒のように下腹部へと伝わり、腰を揺らした。
胸の突起を舐め転がされるたび、甘い声がこぼれてしまう。
「ひあ……んっ、あぁっ」
追い討ちをかけるように指で前を弄ばれ、耐えきれずに体を揺らすとお湯がぱしゃっと激しく音をたてた。
揺れる体に逢生が顔を苦しそうに歪めた。
「動かれるときつい」
「もぉ、やっ……」
浅い部分だけをこすられて、いつまでも体が熱をもったまま。
こんなのひどいと逢生に言いかけた瞬間、深く腰を落とされた。
「あっ―――」
貫かれた衝撃に頭が真っ白になった。
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