17 relation Ⅱ

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 知らないことがあれば、とことん調べたくなるのは、昔から変わらない。  言い訳じゃ……ないと思う。  それにしても、何を見たら良いんだろう?    アダルトサイトには俺が知りたいことは何一つ無かった。むしろ、気持ち悪い。  ハウツーものも目を通してはみたけど、いまいち。なんだかスポーツか、ゲームみたいな扱いだ。  行き詰まったときは、古典的なものか、長く続く文化を見直す。試してみて損はない、といつも思う。  地域や時代を入れつつ検索。こんなことをしているなんて、絶対に誰にも知られたくない。後で履歴を消さないと。   ⎯⎯⎯見つけた。と思った。 ⎯⎯⎯“ポリネシアン×××”  俺の物にしたいって気持ちは、乱暴なようでいて、俺だけを見て欲しいっていう切実な願いでもある。   ふーん。  初心者や、付き合いの浅い人には向かないんだ。   でも、まあ、いい。  ベースがあれば、乗っかれば良い。俺たちらしい方法にすればいいから。      こんな俺のこと、栞はどう思うんだろう?  それが一番難解なうえ、一番重要なことだった。大体のことは答えが出る。出なくても予想はつくし、概ね外れてはいないだろうと思う。しかし、栞の気持ちと栞に対する自分の気持ちだけが、よくわからない。  すごくくっきりと、明らかに感じることも時にはある。栞の痛みを、自分の痛み以上に感じたこともあった。  だけど、“この悩み”に関しては謎だ。    栞が隠しているのか、何も感じてないのかすらわからない。  堪えきれずに触れるのは、いつだって俺だから。                                                                                                                                         
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