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――「怒り」とは連鎖をしていくもの。
ネット社会における非難や中傷の多くは、匿名者が特定の人物をジワジワと集団で追い込む状況――つまり「炎上」だ。
大抵がそれぞれの良心や正義に従って、他者に強い言葉を投げつけているのかもしれない。
非難しているのではないと自分に言い聞かせて、批判程度の軽い気持ちで文字にする。
残念ながらその大多数の人が、自分の視野の狭さに気付いていない。その非難の矛先が自分や自分が愛する人々に向けられるかもしれないという思考には辿り着かないのだろう。
孤独が視野の狭さを生み、その視野の狭さが怒りを生む。
そう考えると、現代の怒りとは孤独感から発生しているものも多いのだろう。
だから怒りの連鎖が悪循環を生まないように、大切な人の笑顔を守ることができる社会にするためにも、自分が出来ることをしていこうと、私は心に決めた――。
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