女性社員のこと

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女性社員のこと

 とある会社にとりあえず入った水野忠は、同じ部署の女性社員のことが気になっていた。  一人は佐々木洋子。忠の半年前に入社した女の子だ。そして、もう一人は木下明美。彼女は1年先輩だが、忠の幼なじみ兼だ。  この場合の彼女はsheではなく、正真正銘の彼女なのだ。 「忠、今日何か用事ある?」  その明美から学生のような質問をされる。 「特にないけど」 「じゃあ、忠の入社祝いしようよ」 「それ良いですねー」  洋子が話に乗っかる。 「どこにしましょうか?」  洋子が聞く。 「忠は中華が好きなのよ。この近くで中華と言うと……」  明美が考え込む。 「あそこしかないわね」  二人で話を進める。 「あの、俺を置いていかないで」  忠は二人に声をかける。 「ごめんなさい。忠はあの店、知ってる?」  明美が謝りついでに聞く。 「中華の店でしょ? 行きに見たよ」 「そこにしようかと思うんだけど」 「俺は賛成だよ」 「やったぁ。楽しみですね」  洋子が喜ぶ。  こうして、入社祝いすることになった。
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