二人と暮らす……

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「そんなことないですよ。明美さんだって」 「でも……」  そう言って、洋子の胸を見る。 「ダメだー」  見たら、負ける。そう思った。 「あの、わたしのこと気にしなくて良いですから」 「えっ?」  洋子の言葉にきょとんとする。 「キスとかして良いですから」 「まだ、してない」 「……そうなんですね」  気まずい空気が流れる。 「でも、その先のこととか」 「まだ、ない」 「……あはは」  さらに空気が悪くなる。 「そろそろ出ようか?」 「そうだね!」  二人は風呂から出る。
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