昼寝がしたい

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________________ 「水宮君、起きて。もう放課後だよ」 「ん、、誰?」 少し高めの声が、上から降ってきて雫は顔を持ち上げた。 窓から刺す光に頭がクラクラする。 視界に入ったのは、自分よりも多分背が低い、3人組。気のせいか顔が赤い気もする。 ボーッとしつつも、真ん中の子の顔を見つめると一気にボッと赤くなった。 何これ面白い。 「どうしたの、、?俺に何か用事?」 「あ、えっとぉぉ」 「もう放課後だから」 「起こした方がいいかなって」 結局、あの後俺は寝てしまったらしい。辺りをチラリと見ると、教室にはほとんど生徒は残っていなかった。 「そっか、ありがとう」 「う、うん」 「ぜ、ぜんぜん。気にしないでっ」 「じゃあねっ、、」 「うん、バイバイ」 引き止める理由もない。お礼を言った後、足早に去っていく彼らを俺なりの笑顔で見送った。 ペンケースだけを鞄に放り込んで、そのまま肩にかける。 「俺も帰って、寝よ」 まだまだ、夜まで時間はある。 折角の昼寝ライフを楽しむためにも、重たい足を動かした。
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