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〇ハカセ
斜沢セメルの人格のプログラム、エントロピーオルタネーターを開発。セメルの箱の中心メンバーの一人。
もともとは基礎数学の専攻だったが、真理の探究という命題に疑問を持つ。
結局、科学というものが問題の解決のため場当たり的に貼り付けられた理屈の羅列に過ぎないという結論に達する。
逆説的に、科学とされていないものに対して科学を作れるのではないかと考え人形遊びの科学として斜沢セメルを創り始める。
「自然科学、特に数学というのは無限のページから成る聖書のようなものである。
書かれていることは正確で、それに従えば書かれていることが起こる。しかし、そのページが無限であることから全容を認識することは出来ない。これは真理を認識できないと言い換えても良いと思われる。
認識できないことと存在しないこととは実質的に区別できるのだろうか。」
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