アジト

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この世界が作られてから現代まで、秘密裏に動いている組織が存在する。 その組織の名は『アジト』であり、拠点を意味する言葉だが、その名前はアジトの誰が言い出したものでもなく、周りから言われているだけの名称だ。 彼らのアジトは砂漠とも海の底とも街の中とも火山の中とも言われるが、その実は町中にポツンとある探偵事務所の中に存在した。 事務所の中で書類整理をする男の名前は扇子無音(せんすないね)親に付けられた煽るような名前はいらぬ争いを呼ぶため、このアジトを頼って来たのだ。 その結果、訳あってこうして石器時代であった200万年前から令和まで続くアジトの正統後継者となったのである。 アジトの現構成員は指折りでは数えられず、管理用の表計算でようやく把握出来る。 それはこのアジトがある街全てが構成員で出来ていると言うことである。 もちろん規模は大したものであり、それだけ構成員がいるため中には際物や強者が混ざっていたりする。 その強者のみがこのアジトに現在集まっていた。
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