無限の二人 ~感情の渦~

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「おはようございます」 「なに?おはよう 今度はなに?」 「わたくし、昨日の記憶が 全くございません しかし朝ケータイを見て とても恥ずかしゅうございまして だいたいの想像がつきまして こうして朝早く起きまして 正座をしている所存でございます」 「文法あってるの?」 「いまだ頭がいたくて なんとも言えませんが 昨日は 大変申し訳ございませんでした」 「楽しかったなら良いんじゃない? 冷蔵庫に水あるよ 頭痛いと思って ちょっと多めに買ってあるから 好きにのんでね」 「ありがたき幸せ」 「頭おかしくなった?」 「頭痛の代償でございます」 「別に良いけど もう泣かないでね?」 「昨日、泣きましたか?」 「それはもうたくさん」 「目が腫れてる理由が分かりました」 「その他諸々いろいろとありました」 「申し訳ないことに 覚えておりません 記憶はないのに アザだらけでございます」 「それは残念」 「何かありましたか?」 「いろいろ面白かった」 「それはどういう意味で?」 「さぁ~ねぇ~」 「やばい 最近立場が弱くなってる」 「おや、それは最初からじゃね?」 「あれ?」 「その記憶もない?」 「都合の悪いことは 忘れる脳みそです」 「それはもはや 酒関係ねぇ」
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