星の偶像

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毎日、3つ隣の席に、ショートヘアの女性は座る。目の大きなマーガレットぽい、(かんじ。説明しづらいけどそんな感じ。)小柄な女性だ。 失った彼女とは違う。彼女は背がすらりと高く髪は長めで目は、くるんとしていた。花でいうなら藤だろうか。マーガレットとは違う。 はぁ。もう何で、咄嗟にというか苦し紛れにというか願ったそれが本当になるなら、、。 もっと別な願い事をしたのに。 マーガレットの女性には勝手ながら申し訳ないが、僕の真の望みの在り処が、マーガレットを見るたびに浮き彫りにされることになった。 さあ、僕は、 僕はといえば3つ隣のマーガレットに関して、見れば悲しくなるという思いを数日間抱いたが気がついたら自己紹介をはたし、3つ隣の席の知り合い同僚となっていた。 マーガレットは明るくはきはきと喋り、 背も小さいし仕事の相談もできるといえばできる。 僕はすぐにマーガレットとの親交を温め始めた。でもやっぱり何か 足りない。
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