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夕飯を食べ終わるとテーブルのお皿やフォークを重ねてシンクに下げ洗い出す。
食器洗剤の香りがふんわりと広がる中でお皿のこびりつきに力を入れながら何となく元気が失われていくのを感じていたその時。
「美羽。コーヒー飲む?」
「あぁ、うん。眠れなくなるからミルク多めで。」
「はぁい。」
カタッ…と後ろで瞬一さんがコーヒーを用意する音が聞こえて私はその音に気を許していた。
「美羽…。」
するとお皿を洗う私の後ろから瞬一さんが両腕で私をスッポリと包み込んだ。
「わっ、びっくりしたぁ。」
「はは。」
「もう直ぐ終わるんで。」
その腕の下から何とか手を動かしてまだ泡だらけのお皿を洗う。
ジャー…。
蛇口に手を掛け流し始めると首筋に唇を当てて来た。
くすぐったくて思わずお皿を落としそうになる。
その後も何ヶ所も唇を押し付けられ早く終わらせてまったりしようと言わんばかりに。
「ふっ…ん、、」
瞬一さんの顔がお皿を見つめる私の視界に入って来るとグイっと顎を掴まれ開かれた大きな口に食べられた。
私よりも長い舌が口内を余す所なく全て舐め尽くしていく。
瞬一さんの舌が柔らかくて気持ち良くて手にしているお皿に力が入らなくなって行く。
「コーヒーは後でゆっくり飲もう。」
瞬一さんはそう言うと出しっぱなしの蛇口を自ら止めて私の体を自分の方に向かせると腰に手を回し再びキスをした。
段々と私の体も火照り始めると濡れてまだ泡の付いたままの手を瞬一さんの首に回していた。
そして二人は雪崩れ込む様にしてベッドに入ると私の服をあっという間に脱がせ床に放る。
下から持ち上げる様にして二つの柔らかい膨らみを手に収めるとそこと先端にも沢山のキスをしてその時々に赤い印を残していく。
先端が瞬一さんの沢山の水気を帯びて吐息が降り掛かるとヒヤリとして体が反応する。
そんな私を見逃さない瞬一さんは再び先端を口に含み強めに吸う。
胸にクッと力が入って背中が反ると瞬一さんの手が回りその温もりが私の体を更に解放して行く。
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