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衝撃とも取れる父の言葉に燈冴くんは驚いていたけれど、そこに迷いはなかった。
「はい。もちろんでございます。一生掛けても私は緋奈星さまを守り通す次第と、愛し続ける事を誓います」
それは、彼からのプロポーズとも取れる言葉。
”愛を誓う”と父に伝えてくれた燈冴くんの想いと、厳しい父の親としての想いにまた大粒の涙が溢れて、声が漏れていく。
「緋奈星はどうだ……？」
前を向いたままの父の言葉に『わたしもです』と声なき声で何度も頷いて応えるしか出来なくて、その場に泣き崩れてしまった。
幸せに、なってほしい……と父に言われた気がしたから――――――
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