前話 あるパン屋の日常

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 今のお客に集中する。 「ベーコンパン2つ、コロッケパン1つ、食パン1つくれ」  私は業務用マジックポケットリングから、指定された物を取り出し確認する。 「こちらで、よろしいですか?」  私が確認、お客さんは。 「構わない」 「では。400プルーフになります」  紙袋に詰めてる間に、お客さんは100プルーフ塊を4つ置く、印字を確認して紙袋を手渡す。 「ありがとうございました」  そして次のお客さんは。 「ドラゴンサンド2つ、宇宙小豆パン3つ」  並べて確認して貰う。 「構わない」 「占めて2300プルーフです」  男性は1000プルーフ塊2つ、300プルーフ塊3つを置くと、袋詰が終わり受けとる。 「ありがとうございます」  次の女性老人は。 「宇宙大豆パン3つ、食パンを1つ下さいな」 私は指定された物を取り出し、確認する。 「はい。こちらでよろしいですか?」 「ええ」 「400プルーフです」  老婆は100プルーフ塊を4つ置き、立ち去ろうとする。袋詰めのパンがそのままだ。 「お客様!! 商品をお受け取り下さい」 「おい、婆さん何やってるんだよ」 男性が促す。老婆はパンの入った袋を受け取ると、ゆっくり去って行く。
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