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「なあにそれ? クっソの役にも立たないわね。折角神奈がこの世を平和にってお願いした人間界を滅亡させる気? もうちょっと考えなさいよ。これだからノータリンは」
「あ” あ” あ” あ” あ”――ん、これはなあ、悪霊どもにはスゲー効くんだよっ! 毎度毎度文句ばっか言いやがって、ヤル気かコ“ラぁ!」
「喧嘩だめ――っ! へんげ・・・・モガッ」
「へっへーん。じぞー封じだ。キングオブ神になった俺も成長しただろ。石のお前に乗られたら、背中が折れるって」
天人はじぞーちゃんの口をただ塞いだだけだが、効果はあったようだ。
ああ・・・・私の目の前で繰り広げられている光景は、私が本当にお願いしたかった事。これが、本当の私の願い。でも、どうして急にこんな・・・・?
――神奈。お前の本当の心からの願い、確かに叶えたぞ!
花吹雪と共に、大地神・蒼玄様の声が聞こえた。
彼は、見抜いていたのだ。私の根底を、本当の願いを――
約束を果たして頂き、感謝いたします。
ありがとうございます、蒼玄様。
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