エピローグ

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  「お帰りなさい、ミケ、じぞーちゃん!」 「ただいま」 「またお世話になるわよ」  元気よく挨拶してくれた。嬉しくて、嬉しくて、涙が止まらない。 「神奈。何時まで泣いてんだ。ホラ、もう泣くなよ」  天人が傍にやって来て、そっと私の涙を拭ってくれた。  ああ、お父さんやお母さんに何て言おう。取りあえず天人が戻ってきたことを伝えたら、きっと喜んでくれるだろう。駒井さんは天人の好物の特上寿司をたっぷり用意して大喜びしそう。今日はそのまま宴会になって、次の日辺りに何でも相談係に、お悩み相談を持ち掛けて来るだろうな。  この不思議なパーティーは、これからも京都の奥座敷で、ずっとずっと、活躍し続けるのだ。 「天人、お帰りなさい!」 「ただいま、神奈」  頬を撫でてくれる大きな彼の手に、自分の手を重ねた。  愛しい天人を見つめ、私は世界一幸せな笑顔を見せた。  -完- e4d6743f-fad8-4d7d-a34a-26a2e57a29e1 イラスト・水樹るり様  『悠久の風』  イメージED曲・玉置朱音様  https://youtu.be/gpikn01ZFVc  ここまでのご愛読、誠にありがとうございました。  美しい写真・イラストと共に完成した、是非渾身のED曲&MVも見てください!
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