魔女ヶ島の魔女

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魔女ヶ島の魔女

「オホホホホ、私に刃向かった事を冥界で後悔するが良いわ‼︎」 メディアはイアソンに協力していたが、最終的にはイアソンに裏切られて復讐の魔女になる、ぶっちゃけ被害者で可哀想な人物なのだが、この世界ではバリバリの悪い魔女と化していた 「たった4人で戦いを挑むとは愚かな・・・」 「ヘラクレスパーンチ‼︎」 「メッジュアぶっはっっっ⁉︎」 メディアはまだセリフの途中だったがヘラクレスは構わず殴る。メディアは血を吐きながらよく分からない叫び声を上げた 「カストルの姉さん。もうヘラクレスさん1人で良いんじゃないかな?」 「油断は禁物よモモタウロスちゃん。相手は魔女ヶ島の魔女なのよ」 カストルは2本の剣を持ち1本を自身が、もう1本をヘラクレスに向かって投げ飛ばす 「決めるわよ‼︎ヘラクレスちゃん‼︎」 「了解だカストル‼︎コレで終わりだ‼︎メディア‼︎」 ヘラクレスとカストルの剣がメディアに突き刺さる。メディアの体は崩壊してい・・・かずに急速に再生される。 メディアはそのまま手を伸ばしてヘラクレスとカストルの頭を掴む 「何だと⁉︎」 「そんな⁉︎」 「フフフ、残念でした。私はね・・・不死身なのよ・・・だから決して倒されない‼︎」 メディアが呪文を唱える 「ぐっ・・・ぅぅぅううう‼︎‼︎‼︎」 「キャァァァアアア‼︎」 「ヘラクレス‼︎カストルの姉さん‼︎」 叫び声を上げる2人、俺は船から持ってきた剣を構えてメディアに向かう・・・が 「ザコは大人しく引っ込んでいなさいな‼︎」 メディアが俺に向かってフッと息を吹く ゴォォォォォォォォォォ‼︎‼︎‼︎ メディアの吹いた息は、とてつもない突風になり俺は簡単に吹き飛ばされた 「うひょー‼︎くそっメディアの魔法は厄介だが、桃太郎がこんなに弱いはず無い‼︎やはりギリシャ神話の世界では、俺は部外者だからか⁉︎」 メディアの魔法を超至近距離で受けたヘラクレスとカストル その2人に異変が起きる・・・2人の体は少しずつ縮んでいった 「お姉ちゃん‼︎ヘラクレス‼︎」 ポルクスがメディアに向かって蹴りを入れる。ヘラクレスとカストルの2人を手から放し、ポルクスの蹴りを避けるメディア 「メディア‼︎お姉ちゃん達に何をしたの⁉︎」 「フフフ、2人には若返りの魔法をかけたわ。コレであの2人は戦力外よ」 メディアの言う通りヘラクレスとカストルの2人は既に赤ん坊の姿になっていた 「あらあら、英雄さんが随分可愛らしい姿になって、オーホッホッホ‼︎」 「そういやメディアは若返りの薬を作ったとかいう話があったけなぁ・・・ヘラクレスとカストルの姉さんを赤ん坊にした魔法は、その逸話からくるものか・・・」 そんな事を呟きながら俺は懐に手を入れると、ある存在の事を思い出す 「コレは・・・きび団子・・・?」 そういえば、たまたま持っていた袋にきび団子が入っていたんだ。1つは俺が食べてしまったが、きび団子は後2つ残っている 3歳だった俺を急激に成長させたきび団子・・・ 「そうだよ、コレがあったんだ・・・」 オッケー推理タイムだ・・・ 3歳から俺を急激に成長させたきび団子、赤ん坊にされたヘラクレスとカストル、きび団子は残り2個、点と点が線で結ばれた‼︎ 「ヘラクレス‼︎カストルの姉さん‼︎コレを食べてくれ‼︎」 俺はきび団子を2人に向かって投げ・・・ 「何をする気かわからないけどさせないわ‼︎」 メディアが呪文を唱えると、赤ん坊になっていたヘラクレスとカストルの口におしゃぶりが付く 「フフフ、そのおしゃぶりは決して外す事は出来ないわ」 「な、な、何にぃぃぃーーー⁉︎⁉︎⁉︎」
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