蒼空・その後

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蒼空・その後

 大和は平行線の世界の俺が心配だと話していた。  探して見つけることが出来たのか気になる。  きっと見つけられる。  美月がいなくなって、その空いた穴は塞がる事がないと思うけれど、ふたりで支え合って生きて欲しいと願っている。 「美月を守って……必ず」  大和が言ったその言葉には続きがあって 「お腹の子も……」  小さい声で聞き取りづらかったけれど確かにそういった。  何をするべきか、どっちの世界にいるべきかすごく迷ったと思う。  もし俺が大和の立場だったら、決められないかもしれない……。  大和の相手を思いやれる気持ちを、これからもずっと尊敬し続ける。
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