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蒼空・美月と再会
強い眼差しで太陽が見下ろしてくる、真夏の暑い日。
冷たい飲み物を買おうとコンビニに入ると、同級生だった美月がどの飲み物にしようか迷っていた。
彼女が美月だとひとめで分かった。
昔から俺は人の顔を覚えるのが得意だったし、髪も肩より少し下ぐらいの長さで中学の時から変わっていない。身長も小さめなまま。マスクをしていて目だけしか見えなかったけれど、すぐに彼女だと分かった。
彼女はこっちの存在に気付いていないし、特に話しかけようとも思わなかった。
でもなんとなく、いつも飲む炭酸飲料を買おうと決まっていたのに迷っているふりをしてそっと横に並んだ。
彼女が会計を終えコンビニから出るとちょっとだけ気になり、ばれないように窓からそっとみた。
彼女は見覚えのある車に乗っていった。
運転席に大和がいるのがちらっと見えた。
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