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「ねぇ美和子どうすんの?」
私の友達からの一言だった。
彼は、私と一緒な障害のもつ人で
とても重い病気だと言うことが分かるぐらい病状は悪化していった。
私のいないところで、いきなり喋り始める彼。一人で笑い怒り。
もう一つ問題なのは、自分は障害を持っていないって事だ。私は分かる。でも、どうして認めないのかさっぱり
分からなかった。
そして、あの日
彼は、紐を私にくぐりつけた。
意識は、かすかにあったが締めすぎて
紐が赤く染まっていた。
「もう少しで行くからね、待っててね」私の指に紐をつけた。
この部屋は、私一人
横渡る彼。障害がなかったら、幸せな生活を、送れたのかな?彼を見つめ微笑んだ。
これが本当の運命の赤い糸なのかな?
そして、徐々に意識がなくなった。
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