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夜、依(よ)りけり
冴えない眼差しでよくわからないけれど、精神疾患ではない人達は、よくわからない世界観だと隠語にしているのは、私からしてみれば、わからない世界なんだなと言う一般人との隔離で有り、私がよくつくづく思うのは、この世界の大多数の私を含めたその他大勢の精神を苛んだ人間達が唯一手掛けるのが閉塞した精神の病に苛んだ人達の事であり、コレを作れるのは或る意味、普通でありマトモで有る心を有しているから、こんなイカれた非常識な人間を描くことが出来る。自分がもし、本当に精神を苛んだ過去が無ければ、こんなものは作れないし、或意味昔の過去を蒸し返しているだけだ。
僕は少なくても全ての精神病に関する関心が有り、歪んだ人達の精神性に何か、美を寧ろ感じて居る。穢れた人間達が性的に唆られる。
この愉悦は恐らく、私自身が精神的にオカシイからではなく、寧ろそこに人間らしさ、人間臭さを感じ、愛が有るからだけである。
深淵を描いたり、朽ちて征くモノに、悪意に歪んで行く、人間の微笑が、儚いからでしかない。
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