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秘密
寧ろ、助けてくれないと他人が冷酷非道な殺伐とした人殺しが隣に居る、そう仮定して、この世界の主人に仕えた方がずっと、危険を察知出来るから、警戒して、危険を回避出来るのでは無いだろうか。
秘密が人を殺すことが往々にして介在している。この世界に意味など求めて居ない。もはや、人々は狂い咲く、狂乱の宴に酔いしれている。咲き誇る花の名前、高嶺の花は、既に地べたに屈し、もはやただの固体でしか無い。そこにはかつての、狂気やヒステリーは介在しない無垢な魂でしかない、操り人形として晒される吊り人で有る。
逆さに吊るされた人間ー。タロットカードの意味は"自己犠牲"
誰かの為に自分の意志を押し殺して、愛してくれなかった、共依存の親に、棄てないで!と泣き叫ぶかつての幼な子だった記憶ー。そこに救いが有るのなら、貴方は既に、その永遠の胸を敵に回して居る。
気づいて。貴方は既に地べたに屈したモノを全て手中に治めた主なのだから。
主は"貴方"だった…絶句する。自分が?まさか、と信じられずに居る。
冷めた夢に咲く花は、干涸びて最早、畏怖する神ではなくなった。
特別な存在なのだから、王なのだ。格が下に下がる。
当然の理。
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