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足掻いた先に
足掻いた先に居た。お前はオレなんかよりずっと頭が良かった。それを俺は認めるのがずっと悔しかったんだ。お前には未来がある。オレが一生懸命しても手に入れられなかったもの、それをお前はいとも容易く、手にしていた。それがどんなにオレを、追い詰めたか、わかるか?俺はずっと悔しかったんだ。オレなんかより、ずっと優れている事が妬みだった。
Kは、一気に語り終えると、僕に跪いた。
オレに馴れ馴れしくするな、虫唾が走る…
お前はナニもわかっていないな…
え?
オレに勝てると思っていたのか?
…いや…全く。お前は最初から、オレを知っていた。
死ねばいいんだ、お前なんか。
…!!
死ぬことがお前にとっての機嫌取りの方法なのか?そうすれば、お前が構ってもらえるとでも?フ、嗤う。お前が今まで、生きてきた意味なんか全然無い。これから先のことなんか知らない。お前みたいな、人間が、オレを殺すんだ…
病んで居る奴らに優しく?ハ?嗤えるンダけど?ホントにマジでクソが!
愛されたかった?フフフ、空いた口が塞がる。死ねばいいんだ、お前にオレの人生の苦痛のナニがわかる?わからないくせに、分かろうともしないくせに。
お前みたいなヤツが、偽善語るな。お前みたいな、良い人ぶった奴見ると、たまらなく殺したくなる…。
HAHAHA、マジウケる
その日々は、何処かに何かが、答えられなかった、消されてしまった自分の意志の死後も続く、怨霊だった。
僕は美しく死ぬ訳なんか、無いじゃ無いか…これからも殺戮は続く。私が死んでも、また次の悪意が生まれる、よく聴いた台詞だ。それは脅しなんかじゃない。作家が、彼を更生させなかった、出来るわけもない。悪を滅する事でしか、この世界が平和を築ける訳もなく、戦いは続く。果てしない闘いから降りる?笑わせるなよ!お前が、降りたら次のヤツが、代わりに地獄を味わうンダ。
彼の断絶された、憎しみは救われていなかった。
救わなくても良い。だって、私が既に主なのだら。
主人格を乗っ取り、彼は飛翔する。
全てを平らげ、奪ったその先に彼は、君臨する。
悪魔の時間だ、と彼は嘘をついて騙していた、偽善者を演じることに飽きた、真の悪魔だった。
安倍川、いや、真の名前は
また、創れば良いー。
最高の笑みを浮かべて、彼は羽ばたく。
ネットを開けば、彼に全てを奪われる、そして、その悪意が君に乗り移り、キミは悪魔に取り憑かれて、ブラックリストに載る。
真実は何時だって、倒置される。
私が右を向けば、左を向くものが必ず居る。
その世界全てが、この世界の実相なのだ。
悪魔はいない、天使も居ない。
此処には、いや、そもそも、私の前には、人間しか居なかった、それを忘れなければ、君はー殊更、人に対する怖さが消えると思うんだ。心が悪いか、良いかで、白か黒で、全てを決める、そうしなければいけない君の心の荒みようには、参ってしまう…良い加減に人を信じろよ…
謝るしかなかった。僕は貴方みたいな、普通の人間ではない。無理です。
自分自身を肯定、否定、そして、覆すとか、自分の芯、核が無くて、ふわふわしている、そんな生き方してて、僕は、自分がない。
人間の真理を全て、理解し尽くした時、全能の神が、この世に生まれて来る。
そんな幻はあり得ない。紙の上でしか、叶わない。
その日が、復活の日、と聖書には予言されて居るけど、イエスキリストは、仏教より信じられないというか、難しい。
だから、信じられるものは、本ではなく、人間の心なのだ、そうハートで人を見たほうが、優しくなれる気がしていた。
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