話が通じる相手

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話が通じる相手

他人にわからせてやる、そう自分に言い聞かして来ました。何故なら、説明しなければ僕の事を悪いやつだと彼は捉えていたからです。SNSだけに留まらず、現実でも僕の事を良く思わない人たちは確かに居ました。その人たち一人一人に向き合って来ましたが、彼らが自分の考えを悔い改める事は、なかった様に思います。彼らは、結局自分は間違って居ない、そう言い捨て、去っていきます。或いは、限界を迎えて去るのです。 それを信じることが出来なくなった、貴方の指示についていくことがもう、ムリだから、降りるよ。そう言う人間の根源的理由がやはり、生きる上で、どの場面でも我々に身に迫る問題です。首になる、解雇される、選ばれる、省かれる。僕達は誰かにみそめられ、評価されて存在を赦されているに過ぎず、決して自分がNo. 1なんだ、だからスゴいんだ、そう自惚れる事が人間を一番堕落させるんだと思って居ました。しかし、実際は今にも屋上の金網に手を掛けて居る状態に寧ろ、何かあったの?と何故か心配して、声を掛けてくれる人達が、たまたま自分の好きだったアイドルやコスプレイヤーだったー。そんな人に僕は気にされる様です。どうやら。 そう言う人達が好きだと言う気持ちが有り、夢がある人達が、僕の事を刺激して、仕事にも覇気が戻りました。そうやって、夢を熱く語る人達が僕は昔から、憧れてました。それは、芸事に限られてましたが、それは僕の生きる指針に彩りを添えて、みすぼらしかった人生に鮮やかな色付けをしてくれました。 僕の今の原動力は、自分の気になった人や、作品、カッコいいと思った人達、それは性別を超えて、惚れてしまい、僕はそう言う繋がりが有難いと想ってます。 僕を見つけてくれてありがとうー。そう、彼らの優しさに感謝しています。
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