spell magic

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spell magic

好きな言葉。この言葉を作ったのはある音楽家。しかし、壮大なこの物語にもいつかオチが来る。結末が必ず来る話ではないと、私自身の腑に落ちる道へ落ち着けないから、不安定になる。それは、不安な道をわからない人間に対する、道標ー。指導者、道なき道を征く求道者として、失格で有る。 しかし、この物語、そもそも事実と全く異なる。自分自身の身内が、こんなひどい事を本当にしていた場合、ハッキリ言ってそう言う人間自身を僕に対して一番してはならない、自分のものを壊している人間を信じられないんだ。コレを本当に自分自身が赦してしまったら、コレは完全な怒りの封殺であり、自我を保てない為、アブノーマルになる。コレは完全なfake showだ。 そう自覚し、悟った時、凛として時雨のアブノーマライズが、初めて歌えたと言う、確かな手応えを感じた。 あの歌はフラストレーションを発散する歌ではない。 あの歌は、その世界観を自覚した人間にしか、歌う事は不可能な歌だ。 唄える奴、歌うのが上手いヤツは、ゴロゴロ居る。 しかし、その感覚世界に、逝けた人間は恐らく、僕の見た限りに於いて、文學界では、桜庭和樹、ただ一人しか存在していない。 少女を埋めるを僕は買いました。価値があったから、買いました。そのラストは凄く僕の答えでした。
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