3秒後の未来

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「なあ、ちょっと未来予想してみねぇ?」 「どうした、急に」 「別に深い意味はねぇよ。何か暇だし。未来予想して、もしそれが当たったらジュース奢りな」 「アホくさ、未来なんて分かる訳ねーじゃん」 「いやいや、そうでもねーよ。じゃ、俺からな!ズバリお前はこの後家に帰る!」 「は?そんなん未来予想じゃねーだろ。当たり前のことじゃん」 「でも未来のことには変わりねーじゃん?てことでジュースごち!奢りたくなかったら野宿でもするんだな〜」 「まてまて、俺のターンが残ってるだろ」 「何?俺みたいな内容は無しだからな、早いもんがち」 「そんなせこいことしねーよ。俺なんて、3秒後の未来当ててやるぜ」 「3秒後?」 「ああ。ズバリ、お前は3秒後にビンタされる!」 予想外の言葉に思わずポカンとする俺。 きっかり3秒後、友人はそんな俺の左頬に全力でビンタを叩き込んで来た。
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