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第1話 プライドを賭けた戦い
考えても足りない
努力しても足りない
かき集めても足りない
足掻いても足掻いても手が届かない
苦しい
辛い
もうやめたい
もうやめにしたい
決めればすぐだ
ただそう思うだけでいい
誰も見ていないし
誰も咎めやしない
それは自分だけの誓いで
自分だけの戦いなのだから
拳を降ろしたって良いだろう
頭を下げたって問題ないだろう
それでも まだ この足はここに立とうとしている
「ストーリー」
譲る事が出来ない。
だって最愛の人を馬鹿にされたのだから。
この拳をおろすなんて、そんな選択肢あるわけないだろう。
あるわけが、ないんだ。
どれだけ相手が強くたって。
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