day dream

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 いつものように授業を受けていると、あっという間に放課後が訪れた。ちらりと壁にかかった時計を見る。時刻は午後14時ちょうど。今日は学校全体で職員会議があるからと、授業の終わりが早まったのだ。  それにしても、今日はいつも以上に皆と話した一日だった。普段から一緒にいる友達や、周りの席の女の子、隣のクラスの友人まで。「おめでとう」との言葉とともに、たくさんのプレゼントを受け取った。  あまり話したことのないクラスメイトも、私が誕生日だと知るとお祝いの言葉をかけてくれた。中にはお菓子をくれた子もいる。    いい人たちに恵まれたなあ、なんて考えながら鞄の中のプレゼントを見つめていると、横から声をかけられた。 「朱里、準備できた?」  藍だ。入学してからずっと仲の良い友達。忘れ物はないかと鞄の中身をチェックしてから、藍に視線を向ける。 「うん、大丈夫」 「それじゃ、行こうか!」  二人で並んで教室を出る。今日は私の誕生日祝いにと、どこかに連れて行ってくれるらしい。
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