私を待っていたもの

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私を待っていたもの

 私は、ありふれた日常を終えて、眠りに付く。  私を待っていたものは、体は動かせないが様々な色の大きな玉が浮いている。  青色の玉にフォーカスして集中する、まるで小バエの様な、様々な色の小さな玉がすり抜けてまとわりついてる。  黄色の小玉がまるで灯りに群がる虫の様に、すり抜けては青色の玉に近づくのを繰り返す。誰かが気付く、私の心に直接響く。 「ありゃ、お前さん、夢幻界に来るのは早いにゃ。お前さんの在るべき世界に、接続するにゃ。夢幻界は、生き物全てが、眠って居る時にアクセスする所、それじゃーにゃ」  変な世界から元の世界に戻る。起きた私はいつもの日常が始まろうとしていた、あれは一体何の不思議現象なのだろう。
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