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「けどさあ、結構田舎なんでしょ?帰り大丈夫?」
「ん?」
「ほら、明後日は台風の影響で天気荒れるとかいってたじゃん?電車止まったりとか」
「そん時はそん時で考えようと思って。まだ学校も休みだし」
「それもそっか。んじゃ、お休み」
「あ、小山。さっきの話」
「言わないよ。誰にも」
手を振って小山は食堂から出て行き、俺は溜息をついた。
自分が女とまともに付き合えないのと、明日祖母のところに行くのとは、全く無関係なことではないのだ。多分。
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