あお

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あお

青い 青い あおい 青い 碧い… 降り注ぐ初夏の陽射しを ソーダ水みたいに透かして輝く どこまでも透きとおって 白い海の底にゆらゆら ひかりの輪をおとす とおく、遠く向こうに広がる水平線 そのまた向こうから 小さな風から生まれた波が渡ってくる 波を待つ 身体になじむボードの上で あがりはじめた初夏の風が 耳元をかすめていく ただ それだけの たまに 上空で トンビが鳴く あの波はきっと友だちになれる mellowにほれてくる ボードを返し海をかく 陽をうけた海面がキラキラ それを横目に 一瞬、波をふり返り腕に力を入れる 胸を張り空を見上げて 風に 波に 海に 空に とけてゆく 波がテイルを押す 滑るように舞う 風になり波の上を走る 顔を上げ 空を仰ぐ ひかりが 波に散る
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