完璧秘書

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その後、資料に目を通しているといつの間にかお昼になっていたらしい。 遥がお弁当を手にやってきて、応接セットにテキパキとお茶と共に準備し出て行く。 ポツンと残された翔。 構われたい訳じゃないが、なぜか寂しく感じる。 お弁当を食べ終わったタイミングで、見ていたかのように現れ片づける遥。 時間になると資料と共に連れられ会議室へ。 見事に時間通り進められ18時ちょうど。 「副社長、本日の業務は終了致しました。他に何か御座いますか?」 「いや」 「それでは、私はこれで失礼させていただきます」 「ああ。お疲れ様」 遥をただただ見送るしかなかった。 そして、驚くのが最後の会議以外はしっかり会議内容が纏められ翔のデスクに置かれていた。そしてサッと確認したが完璧なのだ。 もう、翔が本日する仕事はない。残業をする必要もなく、このモヤモヤを解決すべく夕輝を呼び出すのだった。
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