両手の中の幸せ

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幸せが僕の手の中からこぼれ落ちて、 すべて無くなった時に初めて、 自分の手の中にはなにも残ってない事に気がついたのだ。 ───朝、優子と柚葉に別れを告げ、 義父母に深々と頭を下げて、外へ出た。 馬鹿な自分を後悔している。 しかし今は前を向いて歩くしかない。 外は抜けるような青空が広がっていた。 end
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