序章

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蓮「……っ。」 目が覚めるとそこは見た事の無いような森や植物、動物でいっぱいだった 和斗「あ、起きた?」 蓮「ああ。ここは…」 と、周りを見渡し、少しの間思考を続ける蓮 やがてーーーー 蓮「異世界か。確かこんな物語を聞いたことがある」 和斗「異世界?そんな非現実的な…」 蓮「ならこの森や植物はどう説明する? 1度だって見た事、聞いたことあるか?」 和斗「いや、無いけど…うん、異世界に来たって。受け入れるしか無いようだね」 俺の答えを笑い飛ばして一蹴しようとする 和斗を諭し、素早く受け入れさせる こういう時はやはりこいつで良かったと思わなくもない もし違うやつと一緒なら喚き散らかして 納得させるのに小一時間はかかっただろう まぁ、そんな時間かけるくらいなら 置いていくけどな。 蓮「とりあえずこの周辺は安全そうだ 異世界に来た、という事は…」 和斗「うん、僕も同じ事考えてた!」 そう、異世界に来たらお約束みたいに 身体能力がバカみたいに上がってるのか 気になるところだ。 実の所、俺と和斗は結構マンガやアニメが好きだ なに?以外だと?ほっとけ。 和斗「まずは…僕から、ねっ!!」 和斗は周りを見渡し物凄く太い木の傍にかけより 思い切り殴る、と 木は物凄い音を立てながら勢い良く倒れた。 和斗「わーお。凄い力だね。っと!」 自身の力に驚きつつも 他にも大岩を蹴り砕き 跳躍して20m以上の高さまで飛んだ。 蓮「流石だな、まるで異世界から来た主人公みたいだ。」 和斗「蓮も試してみなよ」 ふむ。こいつが主人公だとすると俺は脇役みたいな立場だからそんなに上がってないはず。 蓮「そうだな。試してみるか。っ!」 蓮は地面に向かって垂直に拳を振り下ろす すると地面は思い切り抉れており 中位のクレーターが出来ていた 蓮「ふむ。こんなものか。」 まぁ、大体このくらいだと予想していたが ちょっと予想外だったのは 和斗と同じくらいだと言うこと。 和斗「蓮と僕は同じくらいだね!」 蓮「ああ、そうだな。」 お互いの能力を確認した後周囲を慎重に確認しつつ とりあえず動く二人、暫くすると…
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