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悠真「蓮は相変わらずだね。報酬は大丈夫なの?」
蓮「ああでも言わないと受けてくれそうに無かったからな。報酬はここで換金すればいいさ。」
そう言うと蓮はなにもない所に手を伸ばすと空間が歪みそこからあるものを取り出した。
蓮「これだけあれば足りるだろ?」
それは蒼黎龍アハトの鱗と爪が複数、蓮の手元にあった。
悠真「……足りる所か1国でも買えそうな金額になるよ…。」
蓮「そうか、ならあいつらに伝えてくれ。修行が終了して仕上がり次第では追加の報酬を渡す。とな。」
悠真「うん、分かった。」
和斗「結局ユリアさん達は明日からになったの?」
蓮「本当は今日からのつもりだったが悠真に任せたからな。」
和斗「うーん…他の人達は明日から受付嬢さん達に鍛えてもらえるとして…ユリアさん達は明日から。あれ僕達は?」
蓮「あー…それなんだが…」
蓮は懐から1枚の紙を取り出し和斗に渡す。
和斗「これって…了解。今から行く?」
蓮「なにもする事無いからな。門番には伝えてあるらしい。」
和斗「じゃあ行こっか。」
悠真「どこ行くの?」
蓮「王城。」
悠真「ふーん。行ってらっしゃい。」
和斗「驚かないんだね。」
悠真「蓮だからね。空の支配者とも魂の盟約してるし。今更いきなり王城行くなんて言われても驚かないよ。それに僕も行かなきゃだし。」
蓮と和斗は王城、コルトに呼び出されおり
内容としてはいつでもいいから王城に来て欲しい。
先日の話の続きをしたい。との事だった。
それを聞いた悠真は前からの幼なじみだった事もあった為か、特に驚く事もなく淡々と口にした。
和斗「あはは。そりゃそっか。」
蓮「じゃあそういうことだから俺達は行ってくる。」
悠真「この子達は遅くなる前に帰そうか?」
蓮「いや、任せたんだ。好きにしてくれ。」
悠真「分かった。」
和斗「じゃあ先行くねー。」
和斗の声と共に転移して王城へ向かった。
悠真「……好きにしてくれ。か。どうやって驚かせてやろうかな?」
悠真の頭の中ではどの様に修行の段階を積んでいくのか楽しくて仕方ないのか自然と怪しい笑みを零し
1人ぽつりと呟いていた。
4人「「「「…なんか寒気がする…。」」」」
悠真「あ、僕も行かなきゃ。とりあえず皆は今日は解散!明日からビシバシ行くからね!」
それだけ言い残すと悠真は蓮と和斗を追いかけるように転移していった。
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