あー、あの日の、わいの冒険1年生 その7「雪ちゃんのお迎え」

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あー、あの日の、わいの冒険1年生 その7「雪ちゃんのお迎え」

 えー、今回は、なんと。  主人公、夏生(なつお)に変わり、  わい、じっちゃんこと、涼石(すずいし)雪生(ゆきお)が語らせていただければと思います。  えー、涼石(すずいし)雪生(ゆきお)。  剣道に人生を捧げた我が人生。  侍のように、規律正しく、礼儀を重んじ、清く正しく生きていければ、と人生を全うして参りました。(という事にしておきましょう)  ちょっと堅いかな。  もうちょっと、ラフに行きましょう。  いやー、照れますね。  こんなん、書いたことないもんで。  今は、足が流石にちょっと悪くて、要支援2ではありますが、デイケア(介護予防通所リハビリテーション)に通って頑張っております。  しかし、チャレンジ。  人生、いくつになってもチャレンジが大事。  いや、人生なんて、生きて行くだけで、いつもチャレンジみたいなもんや、と思っとります。はい。  今日も、朝ご飯こぼれないように食べるのをチャレンジしました。  失敗しましたが。  運動のためエアロバイクなんてのにもチャレンジしました。ゆっくりですが、漕げましたよ。成功です。そして、特殊なゴーグルを付けると、目の前には、ばーちゃんの世界が広がって。「おー、ばーちゃんの世界凄い!」っていったら、「バーチャルです」と突っ込まれました。  ええまあ、どうでもええ話ですね。 「じっちゃんは、いつも話が長い!」  なんて夏生にいつも言われるので、では、そろそろ本題にいきましょか。  確か…… いつも夏生は 【わいの名前は 涼石夏生。  これは、あの頃、小学1年生の頃を思い出しての話。  ちょっと?結構?昔の話。】  と書いて、話を始めとったので、  それを見習い……  えー、わいの名前は 涼石(すずいし) 雪生(ゆきお)。  雪生の文字のように、雪の降る世界が白く染まった綺麗な朝に生まれました。大正12年1月18日生まれ。  子供の頃から剣道を始め、20歳で陸軍に志願(両親を亡くし働き口もなくした為)。太平洋戦争では南方軍としてフィリピンに出兵致しました。  唯一の弱点はネズミ。  あれはあかん。  子供の頃、蔵で耳をかじられたトラウマで、今でもネズミが苦手です。 これに関しては、緑の狸(ドラえもん)が心の友です。  ………  ……  …  ハッ……  いかん。  何は話してたんやったっけ?  そうや。昔話や。夏生の子供の頃の話をするんやった。  申し訳ない。えー、話を戻して。  っと。  えーと、これは、あの頃を思い出しての話。  あの頃とは、孫の夏生が小学1年生の頃です。  ちょっと?結構?昔の話?  それでは、どうぞ。 (つかみはOKか、夏生) (OKちゃうわ。前置きで1ページつこてどないすんねん。いつもは3行や) (そりゃ、相当頑張って話膨らましたな。わい才能あるんちゃうか) (なんでやねん。…… たのむで、じっちゃん)
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