6人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
あー、あの日の、わいの冒険1年生 その7「雪ちゃんのお迎え」
えー、今回は、なんと。
主人公、夏生に変わり、
わい、じっちゃんこと、涼石雪生が語らせていただければと思います。
えー、涼石雪生。
剣道に人生を捧げた我が人生。
侍のように、規律正しく、礼儀を重んじ、清く正しく生きていければ、と人生を全うして参りました。(という事にしておきましょう)
ちょっと堅いかな。
もうちょっと、ラフに行きましょう。
いやー、照れますね。
こんなん、書いたことないもんで。
今は、足が流石にちょっと悪くて、要支援2ではありますが、デイケア(介護予防通所リハビリテーション)に通って頑張っております。
しかし、チャレンジ。
人生、いくつになってもチャレンジが大事。
いや、人生なんて、生きて行くだけで、いつもチャレンジみたいなもんや、と思っとります。はい。
今日も、朝ご飯こぼれないように食べるのをチャレンジしました。
失敗しましたが。
運動のためエアロバイクなんてのにもチャレンジしました。ゆっくりですが、漕げましたよ。成功です。そして、特殊なゴーグルを付けると、目の前には、ばーちゃんの世界が広がって。「おー、ばーちゃんの世界凄い!」っていったら、「バーチャルです」と突っ込まれました。
ええまあ、どうでもええ話ですね。
「じっちゃんは、いつも話が長い!」
なんて夏生にいつも言われるので、では、そろそろ本題にいきましょか。
確か…… いつも夏生は
【わいの名前は 涼石夏生。
これは、あの頃、小学1年生の頃を思い出しての話。
ちょっと?結構?昔の話。】
と書いて、話を始めとったので、
それを見習い……
えー、わいの名前は 涼石 雪生。
雪生の文字のように、雪の降る世界が白く染まった綺麗な朝に生まれました。大正12年1月18日生まれ。
子供の頃から剣道を始め、20歳で陸軍に志願(両親を亡くし働き口もなくした為)。太平洋戦争では南方軍としてフィリピンに出兵致しました。
唯一の弱点はネズミ。
あれはあかん。
子供の頃、蔵で耳をかじられたトラウマで、今でもネズミが苦手です。
これに関しては、緑の狸が心の友です。
………
……
…
ハッ……
いかん。
何は話してたんやったっけ?
そうや。昔話や。夏生の子供の頃の話をするんやった。
申し訳ない。えー、話を戻して。
っと。
えーと、これは、あの頃を思い出しての話。
あの頃とは、孫の夏生が小学1年生の頃です。
ちょっと?結構?昔の話?
それでは、どうぞ。
(つかみはOKか、夏生)
(OKちゃうわ。前置きで1ページつこてどないすんねん。いつもは3行や)
(そりゃ、相当頑張って話膨らましたな。わい才能あるんちゃうか)
(なんでやねん。…… たのむで、じっちゃん)
最初のコメントを投稿しよう!