彼氏くんと彼女ちゃんの話 6

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***** 「―――ん……なんかもう、いいや。 予想斜め上の回答だったけど、なんかこう、スッキリした。 ありがと」 「? そっか、よかった。 ……膨れてんなよ?」 「……ね、やっぱりさぁ」 「ん?」 「先輩がレギュラーとった時。 モヤモヤしてたの?」 「……しない訳ないだろ……。 でも、その日の帰り道。 お前めちゃくちゃ浮かれてたじゃん。 『今日の晩ご飯、昨日にリクエストしといたから、多分キノコシチューとイワシの蒲焼なのー大好きなのー』とか言ってさ。 後……なんだっけ、スマホの乙女ゲームの〇〇がカッコよすぎだってばよ! とか言ってそのカッコよさについて延々語ってたぞ。 覚えてるか?」 「……なんか、ごめん……」 「いや。 むしろ、悩むのやーめた、て思った。 ……何があったって、俺には最強能天気女神がついてるんだなって、改めて思ったわ」 「……褒めてる? (けな)してる……?」 「さーて、どっちでしょう?」 「ムッキー、女神アタ―――ック!」 「いやいや、女神が攻撃してくるなー! アホかー!」 7bd96eb1-cb62-413c-8b49-9f9ed046ef42 (9月21日 イメージカット追加) 鉛筆描きですが……!
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