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直通エレベーターに乗り、誰も来ないフロアについた。無駄に広くて煌びやかなスペースを無視して、キングベッドがある寝室へ向かう。私もアルも迷うことなく同じ歩調で寝室へと向かった。
その途中で我慢できなくなり、アルへキスをする。
「んっ、口の中おいし……」
「お互い高級シャンパン飲みましたからね」
アルは赤くてかわいい舌をチラリと見せる。アルの身体の一部を魅せつけられるたびに、ズクリと性欲が疼く。もう我慢できなかった。私はアルの身体に夢中だ。
「あぁ、早く君のなかに入りたい」
アルのベルトを外し、シャツも脱がす。緊張しているのか、興奮しているのか、少し汗ばんでいた。
「ンッ、アッ……」
クリ、クニュ、とアルの乳首を指でこね回し、腰に手を伸ばす。アルの服を脱がせば、陰部が隠れていない紐パンだった。アルの陰茎はむくむくと大きくなっている。
「すごいえっちな身体だな」
「そう? ヒロフミの好み?」
「ああ、すごく好みだ」
前戯も終わり、アルの後孔に先端を押し当てる。
「あぁ、そうだ。一応、防音らしいけど、外に聞こえちゃうかも」
ただただ、普通に喘ぐのはつまらない。声を押し殺して我慢して聞こえてくる声が好き。
「あはは、そんなことないのにイジワルだなぁ。チューしてオレの口塞いでくれる?」
「いいけど、舌を噛まないでくれよ」
アルの後孔に入れる瞬間、一瞬だけ唇がこわばる。アルの本性がちらりと見えた気がして興奮した。
「もっと奥まで入れていい?」
「あっ、あっ、もちろんさ、ヒロフミ」
アルは待ちきれないのか、早く、早くとキスもねだる。
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