お嬢の結婚

7/7
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
「お嬢様時間です」 「じゃあね、みんな、さようなら」  みなにもう一度だけ大きく手を振るとお嬢は急ぎ足で車に乗り込んでいった。  俺の肩にぽんと手が置かれるのがわかった。 「そのTシャツ、お嬢様本当に嫌がっていたから」 執事のひとりが俺にそう声をかけた。 「全部捨ててから出ていってね」 「はい…」  俺の青春が終わりを告げた。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!