Scene01 終焉の魔王

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ジルの腹部に重い一撃が浴びせられる。 「糞が!」 ジルは腹部を押さえて膝をつく。 「……やめとけジル」 ジャキがジルを止める。 「止めねぇよ!」 ジルがそう言って炎の剣を召喚する。 「空間魔法?」 焔が驚く。 「驚くのはそこじゃねぇ!  この剣は伝説の三剣のひとつ!  プレゲトンだ!RPGで言う最強の武器だ!」 「……はぁ。  終わったよ焔にシエラ。  そしてカナタ。お前もな」 ジャキがため息を吐く。 「終焉の魔王すら傷つけたと言われる武器だ!」 カナタはその言葉に疑問を感じる。 そして思わず声を出す。 「僕はその武器を知らない」 「それはお前が無知なだけさ」 ジルはそう言って剣を振り上げる。 そしてカナタを斬る。 しかしカナタは斬れない。 シエラが魔法で土の盾でカナタを守った。 「土の盾?やるじゃないか!  だがこれは伝説の三剣なんだぞ!」 ジルはそう言って大剣に魔力を込める。 そしてシエラの盾を壊した。
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