いつも俺をイラつかせる

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いつも俺をイラつかせる

「高杉さん…も僕と同じ気持ちですか?」 真壁は確かめたくて弱々しく訴える 高杉は黙って真壁を見つめる 眉間に皺がより、軽く舌打ちをする 苛立ちが強くなっている顔を見て真壁は戸惑った 「同じじゃ無くても 僕は…好きは変わりません ずっと部署に配属されてから…」 「辞めろ!それ以上言ったら…お前を帰したくなくなる」 f59b7535-8d18-46be-9c37-2b466796430e 高杉は強引にキスをする 「んん、、」 真壁は小さく声を漏らす ゆっくり唇を離す 唾液が絡んで糸を引いている 高杉は彼の顔をじっと見つめる 「お前のその子犬みたいな顔が いつも俺をイラつかせる」 高杉の声が微かに震えた 「好きです、、 物凄く高杉さんのことが好きです」 カチャ、、 フロアーの扉の方から物音がしたと同時に、高杉は我に還るようにいつもの冷静な顔になった 「すまん、外の空気吸ってくる、仕事は明日でいい、、もう帰れ」 高杉は真壁を残して足早にフロアーから外に出る 廊下に出ると、壁に手を突く c834e95f-daec-4d48-bfca-595ee3aa8ec5 どきん、、どきん、、どきん 高杉の頬が赤くなった 呼吸が乱れ動機すらする 「こんなはずじゃ、、」
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