話し相手は、神様

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「桜、綺麗だね」 「そうだな。年に1回しか咲かないからな。そういえば、こんな所に毎日来ていいのか?」 神様は、家に真っ直ぐ帰るかと思っている。 「うん。家に帰っても誰もいないから…」 「お前、寂しいんだな」 寂しい?寂しいのかな? 「ごめんなさい。よく分からない」 「そう…」 「またね。神様」 私は、笑った。 見えないモノと話せるだけで、しかも神様だよ。 凄いな、私! 「私は、何も出来ないが。話し相手には、なってやるよ。この社が潰されない限りな」 「うん!バイバイ」
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